一般内科外来
一般内科外来
易疲労・体重減少・全身倦怠感・食欲不振・腹痛・下痢・嘔吐・胸痛などの症状、風邪・インフルエンザ・生活習慣病(高血圧・コレステロール異常・糖尿病・痛風など)・アレルギー・アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症・蕁麻疹・排尿障害など内科の病気全般診療いたします。蛋白尿、血尿、便潜血など健康診断で異常を指摘された場合もお気軽に御相談ください。
生活習慣病(高血圧・コレステロール・軽症の2型糖尿病)・貧血・痛風などの一般の診断、治療、管理を行います。
生活習慣病は、肥満、高血圧、耐糖能障害(たいとうのうしょうがい:食後に吸収されて血管内に入った糖が利用されず、血管内に留まる状態)、脂質異常症(ししついじょうしょう)などの危険因子がひとりの患者様に集積して起こるメタボリック症候群や糖尿病のことを指します。
メタボリック症候群の患者様はほとんどの場合、症状がありません。「飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足」などの生活習慣の乱れは、過体重(かたいじゅう)、肥満をきたします。肥満は、皮下に脂肪のたまりやすい皮下脂肪型肥満(ひかしぼうがたひまん)と、小腸などの内臓の周囲に脂肪のたまりやすい内臓脂肪型肥満(ないぞうしぼうがたひまん)とに分類されます。
メタボリック症候群の危険度が増すのは内臓脂肪型肥満です。内臓脂肪型肥満ではインスリンという血糖を下げるホルモンの効きが悪くなり、ホルモンのバランスや血管の状態を悪化させてしまいます。
メタボリック症候群から種々の病態を予防するために、まず御自身の状態を知ってください。対象となる健康診断や検診を受診してください。また、生活習慣の改善、具体的には、「腹八分目」や「よく噛むこと」、「身体活動量を増やすこと」に努めてください。さらに規則的な生活、充分な睡眠、喫煙者は禁煙にお心掛けください。
高血圧症は、持続的に血圧が上昇する病態で、その結果、心臓、眼底、脳、大動脈、腎臓など種々の循環器臓器に障害を起こします。特に脳卒中になる可能性・死亡率は血圧と強い相関があり血圧のコントロールの重要性がうかがえます。
しかも一般に高血圧が存在してもあまり症状がなく健康診断で指摘されることが多く、40歳以上の45%が高血圧に該当します。高血圧は症状のないサイレントキラーといわれる所以です。
一般に高血圧は血圧が130/90mmHg以上である場合診断されます。さらに血圧値の程度によりI-III度に重症度が分類されます。しかしその前の段階から合併症が進行することやその前の段階の方は高血圧へ移行することが多いことを考え、130/90mmHg未満の段階から注意を喚起しています。なおこれらの値は診察室での血圧を指しており、家庭血圧、24時間自由行動下血圧測定の値に対してはさらに低い基準がもうけられております。
更年期以降の女性に起こりやすい生活習慣病のひとつです。基本的に高コレステロール血症などの遺伝的な原因とともに、加齢、食事・運動など生活習慣に起因すると考えられていますが、更年期の女性は血液中の脂質異常が起こりやすく、そのため動脈硬化による病気も起こりやすくなっていることにも注意が必要です。
自覚症状を起こすことはほとんどなく、検診により指摘され受診するケースがほとんどですが、動脈硬化の重要な危険因子であり、これにより脳血管障害や虚血性心疾患など動脈硬化性疾患を合併し生命に危険をもたらすこともあります。
痛風は血液中の尿酸が増え、それが結晶になって体に蓄積し激しい関節炎になる病気です。食生活や生活習慣の乱れ、ストレスや急な激しい運動で尿酸値が上昇することが起因となります。患者・予備軍は98%が男性で、年齢的には40歳以上の人に多く見られますが最近は若年化の傾向もみられます。
症状としては激しい痛み、はれ、熱感を伴う発作がしばらく続き、およそ1週間から10日ほどでおさまります。
しかし尿酸値が高いまま放置すると半年から1年ほどで症状は増悪し、発作の感覚が短くなり慢性の関節炎や皮膚潰瘍を生じます。悪化すると高血圧や高脂血症、糖尿病、動脈硬化など合併症を引き起こしやすく注意が必要です。
国民の5人に1人以上が患者か、もしくは予備軍と言われている糖尿病は早期発見・早期治療、そして治療の継続が何より大切です。糖尿病の初期治療は、お薬での治療を始める前に、まず生活習慣を見直し、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせながら治療を行います。