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午前 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ◆ | ー |
午後 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | - |
午前 | … | 09:00~12:30 (受付終了 12:00) |
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午後 | … | 15:00~18:30 (受付終了 18:00) |
◆ | … | 09:00~13:00 (受付終了 12:30) |
ヘリコバクター・ピロリ菌は、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、そして、胃癌の原因にもなる細菌といわれています。ピロリ菌とは経口感染する菌で、胃の中を好む性質があります。胃壁を傷つけることから、慢性胃炎や胃癌を引き起こす原因の一つと言われており、主に上下水道が整備されていない時代に飲み水などから感染していることが多く、高齢世代に保菌者が多い点が特徴です。
ピロリ菌に感染しているかどうかは、胃の内視鏡にて胃の組織を採取することで簡単に調べることが可能です。
このような症状をお持ちの方は、ピロリ菌を保有している可能性があります。
当院の胃内視鏡検査は10分前後で施行できますので、不快な症状がある場合はまずは検査を受けましょう。
内視鏡検査だけでなく、血液検査(抗体測定)、尿素呼気試験、便中抗原測定などでもピロリ菌の有無を調べることができますが、患者様の状況やこれまでの経緯などをヒアリングして最適な検査を御提案していきたいと存じます。
胃癌は、慢性的な炎症が胃の細胞に刺激となり、変性が起きて発生します。この慢性胃炎の原因の一つにピロリ菌が関与しています。ピロリ菌を除菌することが胃癌を予防することに繋がるのです。
ピロリ菌が陽性とわかったら除菌することを強くお勧めします。
ピロリ菌は、飲み薬によって除菌を行います。健康保険適用内の治療は「一次除菌」と「二次除菌」があり、どちらも抗菌薬と胃酸を抑える薬を計3種類、1日2回(朝と夕食後)を1週間服用していただきます。
ピロリ菌の治療薬は1週間きちんと飲み続ける必要があります。飲み忘れたり途中で止めてしまったりすると、薬に耐性のついたより強力なピロリ菌に変化することもあります。せっかく検査・除菌を行ったとしても、正しく服用しなければ、それが反対にピロリ菌の除菌を難しくさせてしまいます。医師の指示通り服用し、胃炎・胃癌のリスクを減らしましょう。
除菌の成功率は100%ではないため、除菌治療してから、4~8週間経った後に呼気試験で除菌判定が必要です。一次除菌の段階で7割~8割の方の除菌が成功するといわれていますが、一次除菌の段階で除菌が出来なかった場合は、薬の種類を変え二次除菌が必要です。すべての治療が終了した後は12週以上経過してから、UBT(尿素呼気試験)にて、ピロリ菌が除菌できたかどうか、もう一度確認することが必須です。決して自己判断されず医師の指示に従って下さい。