消化器内科

小金井あおばクリニック

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大腸がん

大腸癌の症状は、早期癌の場合、全くないことがほとんどで、検診により、偶然発見される例が大部分をしめます。進行癌では、癌ができる部位により、症状が異なります。左側結腸・直腸では、腸内容物が固形となっており、また病変部が肛門に近いために、血便・粘血便として認識されやすくなります。

また、下痢と便秘を繰り返すような、排便習慣の変化やしぶり腹(便意があるのに便がほとんど出ないか少量のみであり、一度トイレに行っても再び便意を催す)がみられます。これに対し、右側結腸では、腸内容物が液状であるために、通過障害をきたしにくく、このため一般に病気が進行してから、見つかることが多いのが特徴です。
腹痛や腫瘤触知(しこりを触れる)といった症状を呈することもありますが、貧血を指摘されるまで、何の症状もないこともしばしばあります。

潰瘍性大腸炎 クローン病

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病:inflammatory bowel disease:IBD)とは、腸の粘膜に炎症や潰瘍が生じ、再燃(=悪化)と寛解(=落ち着くこと)を繰り返す原因不明の慢性疾患です。 当院はIBD診療を積極的に行っております。治療法の選択については、医学的必要性は勿論のこと、患者さんひとりひとりのQOL(生活の質)や社会生活といったニーズに併せて治療法を選択しています。

潰瘍性大腸炎の活動性の評価を客観的に行えるカルプロテクチンの濃度測定検査を導入致します。大腸内視鏡検査で粘膜の状況を確認することが一番確実な方法でありますが、頻回に行うことが困難です。それを補う検査方法になると考えられております。

潰瘍性大腸炎(UC)の治療

潰瘍性大腸炎の治療はアサコール リアルダに代表される5―アミノサリチル酸製剤(5-ASA)製剤から開始し、患者さまの状態に応じて、ステロイドやヒュミラといった生物学的製剤などによる治療を行います。ステロイドを慢性的に長期間投与すると、副作用が問題になってくることから当院ではステロイドを漫然と投与しない治療を心がけています。

現状では難病であるIBDの根本療法は確立しておりませんが、当院では患者さんが不自由のない日常生活を明るく送れるよう社会生活とIBD治療の両立を目標に、QOL向上に向けて全力で取り組んでいます。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群(IBS)とは、胃腸には明らかな病変がないにも関わらず、腹痛や腹部不快感を伴う下痢や便秘 残便感 お腹の張り ガス症状 お腹がごろごろ鳴るなどの症状が継続的に繰り返される疾患です。
現代社会において急増しており、日本人では20%ほどに認められるといわれている頻度の高い疾患です。器質的疾患ではなく、悪性疾患でもありませんが、症状が重い場合には、就寝中や電車や車の中で急にトイレに駆け込みたくなるため、旅行や通勤、通学などにも支障が出たり、外出を控えるようになったりと、日常生活の質の低下に繋がることから社会問題にもなっております。

IBS分類

  • 下痢型:泥状便 水様便が多い。比較的に男性に多い
  • 便秘型:硬い便 コロコロ便が多い。比較的に女性に多い
  • 混合型:泥状便・水様便になったり硬い便・コロロ便になったり、便秘と下痢が混在
  • 分類不能型:上記のいずれにも当てはまらない

原因

過敏性腸症候群では、消化管運動異常、消化管知覚過敏、心理的異常の3つが認められます。具体的に言うと不安・緊張などのストレス、慢性疲労、暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣などが原因であると考えられております。

治療

食事療法および運動療法が治療の根幹です。規則正しい生活リズムを取り戻し、夜はしっかりと睡眠をとり、栄養バランスのとれた食事と適度な運動を心がけていただきます。
また、薬物療法が用いられます。薬物療法は、症状に合わせて以下のような治療薬が処方されます。

  • セロトニン受容体拮抗薬
  • 合成高分子化合物
  • 消化管運動調節薬
  • 下剤
  • 抗コリン薬
  • 乳酸菌製剤
  • 漢方薬

食道がん

食道がんの症状には、
1) がんそのものによる症状
2) がんの転移により引き起こされる症状があります。

1) では、食べ物がつかえる感じや胸がしみる感じ、胸がチクチクする感じ、喉の違和感といった症状があります。また、一般的にがんは血管が豊富なため出血しやすく、食道がんの場合には吐いたものに血が混じるといった症状も見られます。食道がんが進行すると、周囲の臓器に達することでさまざまな症状が引き起こされます。よく見られるものとしては、背中の痛みや胸の痛み、気管・気管支に浸潤すると頑固な咳や血の混じった痰(たん)が出るようになります。

2)では、リンパ節に転移したがんが、声を調節する神経に浸潤すると、声がかすれるようになります。また、この段階になると、体重が減っていくといった症状も出るようになります。もちろん、症状の感じ方は人それぞれであり、ここに挙げた症状は一つの例ですので、気になる症状がある方は早いうちに病院を受診することをおすすめいたします。

胃がん

胃がんの症状はまったく現れない場合もあります。胃痛、胸焼け、黒い便が現れることもありますが、胃炎や胃潰瘍の症状と似ているため、見過ごされる場合も少なくありません。気になる症状が続くときは、早めに受診しましょう。

胃がんの発症を年代別にみると、40歳以降に増えてきますが、最近は罹患率、死亡率ともに減少しています。胃がんは治りやすいがんのひとつですが、進行すると治療が難しいこともあります。早期発見がとても重要です。

早期発見のために定期検査が大切です。胃がんの検査では、内視鏡が効果的です。胃がんの症状は現れないことも多いので、定期的な検診で胃の内視鏡検査をしておくと安心です。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃潰瘍および十二指腸潰瘍の症状としては腹痛(上腹部痛)が代表的ですが、背部痛、食欲がない、吐血(鮮血の場合もあり、コーヒー残渣様の場合もある)、下血(大量出血の場合は泥状の黒色便、さらに大量に出血した場合には血性の便)、胸焼け、もたれなど多彩ですが、全く症状がなく健診で偶然発見されることもあります。十二指腸潰瘍は、空腹時や夜間に腹痛が起こり、食事をすると一時的に治まる症状が多く見られます。
また、胃潰瘍の場合は、食後に痛み出し、あまり食事を取りすぎると長時間痛みが続きます。

胃潰瘍および十二指腸潰瘍の重要な合併症としては、出血と穿孔があり、一刻も早い専門医の治療が必要です。出血した場合には、頻脈、冷汗、血圧低下、気分不快、吐血、下血などの症状が出現します。穿孔した場合の症状としては、持続性の非常に強い腹痛、発熱などがあります。

FD(機能性ディスペプシア)

FDとは【疾患によらない胃十二指腸に由来する慢性的な症状】と定義される疾患です。
つまり、食道 胃 十二指腸に異常がないにも関わらず、機能異常や知覚過敏症などで痛み吐き気 もたれ 胸焼け 張りなどが起こる状態です。日本人の10~20%に認められるといわれており、決して珍しい疾患ではありません。

代表的な症状

  • もたれ感:食べた物がいつまでも胃の中に留まっているような不快感が継続して少量の食事でももたれる感じがする
  • 早期飽満感:食事を開始して直ぐに胃がいっぱいになり、それ以上食べられなくなってしまうような感覚
  • みぞおちの痛み:みぞおち付近に起こる非常に辛い不快な痛み
  • みぞおちの灼熱感:みぞおち付近に起こる熱を持ったような不快な症状 胸焼け

原因

胃腸の動きをコントロールする神経である自律神経の働きが、諸々の原因で機能異常をきたしてしまい胃酸の分泌過多や胃の排出機能低下が起こります。また、胃腸の粘膜はストレスなどが原因で知覚過敏になることがあり、通常の胃酸の刺激や腸の動きを痛みとして認識してしまうことがあります。

検査

機能性ディスペプシアは、症状の原因となるような他の病気がないことで診断される疾患です。胃潰瘍 胃癌 食道癌などがないことを確認することが必要です。

胃カメラ 腹部エコー 血液検査などで、痛みの原因となるようなものがないことを確認していきます。

治療

器質的な異常がなく機能性ディスペプシアと診断した場合は生活習慣の改善や内服薬で加療していきます。治療をすることで症状が改善できたり、食事を楽しんで味わいながら快適な日常生活を送れるようにすることが目的です。

  • 生活習慣の改善:食生活の見直し 生活習慣の改善 休養
  • 内服薬:胃酸の分泌過多を抑える 胃の動きを改善する内服薬を用います
  • 漢方薬:胃の動きを健全にするように働きかける、知覚過敏を抑える内服薬を用います

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸や食べ物が食道に逆流することで炎症が起きる病気です。食道はのどから胃まで食事を運ぶ管状の臓器で、胸の中央の背中側をとおっています。代表的な症状は胸やけ、胸の痛み、胸にものがこみ上げてくる感じなどですが、無症状のこともあります。また食道の炎症が内視鏡検査でみつからなくとも、胃の内容物の食道への逆流が刺激になって同じような症状がでることもあり、これを逆流性食道炎とまとめて「胃食道逆流症」と総称します。多くの方が胃酸の分泌を減らす薬で治療することで症状が改善します。なかなか症状が改善しないときには消化器専門医での治療をおすすめします。

このような症状がある場合はお早めにご相談下さい。

  • お腹が痛い(腹痛)
  • お腹がムカムカする
  • 胸焼け
  • 食物がつかえる
  • 食欲がない
  • すぐ満腹なる
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 吐く
  • 胃がもたれる
  • 血を吐いた
  • 血便が出る
  • 黒い便が出る
  • 便秘が続く
  • 下痢が続く
  • 体重が減っている
  • 体が黄色くなる
  • 熱がある
  • 体がだるい
  • 尿が褐色である
  • 便が白
  • お腹が膨れる

胆石症

胆石とは、肝臓から出される胆汁の成分が胆のう等の中で固まってたまる病気です。
一緒に胆嚢(胆のう)炎を併発することがほとんどで、胆石の前に胆のう炎と診断された場合は、胆石があると疑ってもいいでしょう。胆石(胆石症)の発生頻度は高く、日本人の10人に1人が胆石を持っていると見られています。
胆石ができる要因として、次に上げるものが主な原因とされていますが、他にも色々な要因が重なり合って胆石ができることもあります。

  • 胆汁成分のバランスが崩れて、溶けきれなくなりこれが沈殿する。
  • 沈殿した胆汁成分が核となり、周囲に雪だるま上に集まって次第に大きくなる。→胆石
  • 胆のうが伸縮しにくくなるので、胆石がいつまでも胆のう内にとどまり次第に大きくなる。

胆石(胆石症)の症状

胆石(胆石症)の初期症状として、背中に違和感を覚えることがあります。
脂っこいものを食べた数時間後に、お腹の右上辺りや、みぞおちの辺りに不快感を覚えたり軽い痛みが出ます。
痛みも気になるほどではなく、しばらくすると楽になります。
発熱を伴う場合は胆嚢炎や胆管炎の場合もあり、注意が必要です。
胆石(胆石症)で恐ろしいのが疝痛(せんつう)と呼ばれる痛みです。
この疝痛発作が出て病院に運ばれて、初めて自分が胆石(胆石症)だとわかる場合もあります。
この発作が出る前に、合併症として胆のう炎を起こしている事が多く、胆石より先に胆のう炎で受診される人も多いです。
この疝痛発作は心臓発作や狭心症と間違われる場合が多く、循環器科を受診してしまうと、
胆石の発見が遅れてなんども疝痛発作に見舞われてしまうことになりかねません。
一方、胆石なのにもかかわらず一切症状がでない人もいます。こういう場合は無症状胆石と呼ばれます。
症状が出ない場合は経過を観察しますが、だからといって放っておいていいわけではありません。
今出ていなくても、いつ胆石(胆石症)の症状が出るかもしれません。

  • 結石が胆管などに詰まって起こる痛み(背中と胸に激痛)→疝痛発作
  • 全く痛みがない→無症状胆石
  • 鈍痛や違和感だけのもあります。

胆石(胆石症)の検査

胆石(胆石症)で手術を受けた患者様の胆嚢(胆のう)を調べると、なんと50人に1人は胆嚢ガンが見つかるとの報告があります。
(胆のうは厚さが約2mmほどの薄い袋なので、胆のうガンができるとすぐに浸潤して転移を起こす恐れがあります。
サンレント・ストーンも含め、胆石は超音波検査(エコー検査)で発見することができます。
40歳以上で胆石(胆石症)と診断されたら、直ちに治療を受けておくことをおススメします。
検査で悪性であると確認された場合は、取り除く必要があります。

胆石(胆石症)の治療・手術方法

胆石(胆石症)と診断されたら治療が必要です。治療方法は、大きく分けて3つ。

  • 解けるタイプの胆石に対し、お薬で治療する治療方法→保存的治療(お薬での治療)
  • 尿路結石に非常によい治療方法→保存的治療(衝撃波による治療)
  • 胆のうを取り除く手術→手術治療

胆石(胆石症)の保存的治療(お薬での治療)

溶けるタイプの胆石を薬で治療する方法です。

この方法ならば胆のうは残りますが、治療に長期間かかり、胆石の再発のおそれもあるのが欠点です。治療期間には幅があり、数年かかる場合もあります。効果がでる確率も高くありません。
切らなくて済む、入院の必要がないというメリットがありますが、胆石の種類によっては効果がないものもあります。
飲んでみて効果がないようであれば、胆のう摘出手術が必要です。

脂肪肝

肝臓では脂肪酸から中性脂肪をつくり、肝細胞の中にため、エネルギーのもととして必要とされる分を放出しています。しかし使うエネルギーよりもつくられた中性脂肪のほうが多いと、肝細胞にどんどんたまっていきます。このように中性脂肪が蓄積し、全肝細胞の30%以上が脂肪化している状態を「脂肪肝」といいます。最近メタボリックシンドロームとの関係が指摘されています(くわしくはこちらのコンテンツをご覧ください)。
脂肪肝は、「脂肪肝⇒脂肪性肝炎⇒肝硬変⇒肝がん」へと進行することがあります。

病因

脂肪肝の種類は、お酒の飲み過ぎが原因の「アルコール性脂肪肝」と、肥満、糖尿病、薬などが原因の「非アルコール性脂肪肝」に大別されます。

【アルコール性脂肪肝】
元来からだの中に入ったアルコールのほとんどは肝臓で解毒され、からだの外へ排出されています。この解毒の過程で、また肝臓の働きに異常が生じることにより、肝臓中に中性脂肪が増えてたまっていきます。

【非アルコール性脂肪肝】
肥満や糖尿病の人は、インスリン※の働きがにぶくなるため、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。いわゆる肥満体型ではない人でも、運動不足とファーストフードなどによる不規則な食事で、たった2~3キログラム体重が増えただけで肝臓へ中性脂肪がたまる可能性もあります。
少数ですが、薬物、妊娠、循環障害が原因で脂肪肝になることもあります。
※インスリン:膵臓でつくられるホルモンで、血糖値を下げる働きをします。

症状

脂肪肝の症状はほとんどありません。
肝臓は沈黙の臓器と称されるように、あまり自覚症状が出ません。しかし「脂肪肝」と診断されたということは、脂肪がたまって肝臓の働きが悪くなっているということです。手遅れになってしまう前に対処することが重要です。

肝硬変

慢性肝炎やお酒の飲み過ぎなどによって肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、肝臓が線維化していきます。さらに肝細胞が線維に囲まれることにより、肝臓の表面はでこぼこになり、組織は硬くなって本来の機能を十分に果たせなくなります。このような状態を「肝硬変」といいます。線維化が進んだ肝臓は元に戻らないため、肝硬変はあらゆる慢性肝疾患の終末像といえます。

病因

原因として圧倒的に多いのはB型やC型などのウイルス肝炎です。
お酒の飲み過ぎでも肝硬変になりますが、お酒を飲まない人でも、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)から肝硬変に進行することがあります。自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変のような自己免疫性肝疾患が原因となる場合もあります。

症状

肝硬変の初期の頃は、肝臓の一部に障害が起こっても残りの部分がそれをカバーして働くためほとんど症状はありませんが、線維化が進むと、黄疸や腹水、肝性脳症などのさまざまな症状や合併症が現れてきます。

診断

肝硬変は、CT、超音波などの画像検査と一般的な検診による血液検査とをあわせて診断することもできますが、確定診断には、針を皮膚から肝臓へと突き刺し、肝臓の一部を採取する肝生検も行います。

治療

肝硬変の治療では、アルコールなどの毒性物質の摂取をなくしたり、薬物療法を行い、合併症が生じればその治療を行っていきます。肝硬変は、肝がんなどのさらに重篤な合併症を引き起こす場合もあります。なってからでは遅いので、肝硬変を予防すること、初期のうちに線維化を食い止めることが非常に重要です。

ウイルス肝炎 C型慢性肝炎

概要・病因

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスに感染することにより発症する肝炎で、ウイルスに感染している人の血液が体内に入ることで感染を起こします。
はっきりとした症状がないまま慢性化するケースが多く、そのような状態に至ったのがC型慢性肝炎です。
C型慢性肝炎は、長期間にわたって少しずつ進行し、肝硬変、肝がんを引き起こすことがあります。

症状

ウイルスに感染し、発病したとき(急性肝炎)には全身のだるさ、食欲不振、吐き気などの症状が現れますが、慢性肝炎に進行してからは、はっきりとした自覚症状はありません。

診断

血液検査で肝機能の異常(ALT(GPT)・AST(GOT)値の異常)が認められ、血液中にC型肝炎ウイルス抗体(HCV抗体)があれば、感染の可能性が高くC型慢性肝炎と診断されます。

無症候性キャリアについて
肝炎ウイルスが血液中にあるにもかかわらず、肝機能の異常が認められない人がいます。この人たちを無症候性キャリアといいます。
この人たちは、職場や地域の健康診断で肝機能が正常と判定されても、将来、慢性肝炎になる危険性をもっています。
C型肝炎ウイルス感染の可能性を確認できるチェック項目を確認し、当てはまる項目がある場合には、血液検査の肝機能数値が正常でも、病院または保健所に相談しましょう。

治療

ウイルス排除を目的とした抗ウイルス療法が基本的な治療ですが、その他、肝庇護療法や瀉血療法と呼ばれる治療法があります。日本肝臓学会が作成した「C型肝炎治療ガイドライン」が提示されており、通常わが国ではこのガイドラインを順守した治療が行われています。

ウイルス肝炎 B型肝炎

概要・病因

B型肝炎ウイルスに感染することにより発症する肝炎で、ウイルスに感染している人の血液や体液が体内に入ることで感染を起こします。
一部のケースで慢性肝炎を発症し、肝硬変、肝がんへと進行することがあります。
現在感染している人の多くは、出産時にウイルスをもつ母親から感染する「母子感染」によるものですが、現在では母子感染に対する予防策が確立しているため、新たな母子感染はほとんどありません。
また、最近では成人期での感染が増えていますが、多くは性行為や、覚せい剤乱用における汚染針の使いまわし、ピアスの穴あけ、イレズミなどによるものです。

症状

急性肝炎を発症すると、全身のだるさ、食欲不振、吐き気などの症状が現れ、これに続いて黄疸が出現することがあります。慢性肝炎では、はっきりとした自覚症状はありません。

診断

診断には血液検査でB型肝炎ウイルスの抗原・抗体(HBs抗原、IgM-HBc抗体など)を確認します。

治療

B型急性肝炎の場合はA型肝炎と同じく安静にし、症状に応じた治療法をとります。B型慢性肝炎の治療法には次のようなものがあります。

  • 抗ウイルス療法:肝炎ウイルスの増殖を抑える
  • 肝庇護療法:肝臓の炎症を抑える

腹部超音波検査

肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓などの病気の検査を行います。
腫瘍やポリープ、結石、炎症などは、周囲の正常組織の組成と異なります。 超音波画像上、病変部と正常な組織とでは微妙な違いが生じます。その違いを手掛かりに診断をします。
腫瘍があった場合には、その大きさや深達度(どのくらいの深さまで達しているか)、遠隔転移の有無を 調べることができます。必要があれば、CTなどの精査を追加させて頂くことがあります。
健診を契機に見つかる病気として多いのは、脂肪肝、肝血管腫、肝のう胞、胆石症、腎結石、腎のう胞などがあります。慢性ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)や非アルコール性脂肪肝(NASH)は、肝硬変や肝臓がんに移行する可能性があるといわれています。 これらの患者さんには、早期の変化をとらえるため定期的に腹部超音波検査を施行させて頂きます。

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